超高齢社会の現在、高齢者が増加して、介護保険の給付額が高騰して、このままでは介護保険母体が持たなくなると危惧されています。介護保険を使わなければ良い訳ですが、利用者ゼロにはできません。では利用者を少なくするには、介護予防対策しかない。その対策の中で、最大の効果が期待できるのが、日々の身体活動で、生活活動・運動・スポーツの実践です。今からは、体育学の出番です。その先導役が、小学・中学・高校の体育教師のOBの人たちだと思います。彼らは、地域で多世代の個々人の体力と性格に見合った運動指導を担える最適任の人材であると思われます。この人材の活用に向けての組織化を図るには、各自治体の教育委員会と医療・介護の関連各課と介護関連事業所が、行政の縦割りを超えて密に連携すること必須となりますね。
(第一分野:運動 谷口)