2014年8月27日

21世紀?研究?

本研究セミナーの設立について


この研究セミナーは、
早稲田大学心理学会の一研究部会である「老年学研究部会(2002年~)」の
構成メンバーによって、新たに企画されたものです。
したがって、「老年学(gerontology)」の研究が、
このセミナーの下地となっているということができます。

超高齢社会の日本では老年学の重要性は
益々高まっていくでしょう。
しかし、ただ「高齢期」や「高齢者の課題」だけを扱っていればよいのでしょうか?

若者世代はこれからの21世紀を担う、
あるいは作っていく主体とも言えるかもしれません。
ですが、多くの20代、30代の若者にとって、
親の老い、自分の老いと言われても
非現実的に感じられてしまうのではないでしょうか。
その一方で、
実際に家族の老いの問題に直面し、
生活やキャリアに重大な影響を受けている人も
少なくありません。

若い世代にこそ、
これからの「老いの問題」の
当事者意識が必要になってくるのではないでしょうか。

私たちは、21世紀の日本は、人の老いを視野に入れながら
各世代の連携が必須の時代であると認識しています。
様々な学問分野から
総合的に老いの文化を日本に流布させることが
本セミナーの趣旨です。

10年、20年先、この21世紀を生きる各世代が、
明るく希望をもって生活できる社会を
今から考えることが必要ではないでしょうか。

このような趣旨に賛同頂ければ、
本研究セミナーはどなたでも歓迎いたします。

関連する生活上の課題や、ご自身の研究課題をお持ちの方が
ご参加くださること、
自由な形の話題提供とディスカッションを展開し、
結果を様々な形で社会への提言することを
実現したいと考えています。

また学生や、若手の研究者の方々にとっては、
研究のヒントテーマ探しに役立つかもしれません。

とにかく、多くの方々に参加頂くことを求めています。
まだまだ開催したばかりで、
組織としても未熟な会ですが、
興味を持たれた方は、是非ご参加・ご連絡を頂ければと思います。

「21世紀日本研究セミナー」をどうぞよろしくお願いいたします。