2014年8月24日

女性の生き方

21世紀の女性・高齢女性のこれから・社会進出


時代・地域を問わず、女性の平均寿命は男性より高いと言われています。
そして、世界一の平均寿命(WHO「世界保健統計2014」)である日本女性は、
高齢者として生きる期間も世界一長いとも言えます。

これまで社会を支えてきた高齢女性の
これからの生き方について
私たちは議論をする必要があります。


一方で、21世紀の日本社会は、
女性の活躍が経済・社会の発展の鍵であると言われています。

女性が生きやすく、働きやすい社会のためには何が必要でしょうか?
これからの社会の変化が、
結婚、家族関係、子育て、介護等、これまでの生活に
どのような影響や変化を与えるでしょうか。
女性の社会進出と生きやすさの向上にむけた幅広い議論が求められています。

(21世紀日本研究セミナーは、
 この領域の研究について、十分な情報を持っているとはいえません。
 特に、この領域に明るい方々の 参加・発表を待望しています)



アウトライン:高齢女性の生き方

(以下、解説 : 所 正文)

後期高齢者(2010年で1400万人超)の3分の2近くが女性である。


男性にとっての定年退職である「60歳」は、
女性にとって単なる人生の通過点。


昭和の激動期を生き抜いてきた高齢女性は、
社会的な成功や物質的な豊かさのみを求めて生きてきたわけではない。
目に映るもの、心に感じるもの、
そのひとつひとつを楽しみながら生きてきた人が多い。
生きることの素晴らしさを我々に教えてくれている。


額に汗しながら日々の家事労働に打ち込み、自分の持つ能力を発揮し、
さらにそれを通して何かを学び、
自分自身を高めてきた多くの高齢女性がいることを忘れてはならない。

すなわち、ささやかな家事労働、小さな家庭行事であっても、
自分の持つ能力を発揮し、それを通して何かを学び、
自分自身を高めていくことは可能である。
高齢女性の生き方の中に、自己実現のヒントが見いだせる。


家庭生活地域社会への貢献を目標に
自己実現の課題を見出すことが重要である。
自分の持つ能力を総点検し、
地域社会のために今の自分は何ができるか」を
原点に立ち返って考えることが大切である。



【キーワード】
・男女雇用機会均等法
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