2014年8月22日

余暇・スポーツ


アウトライン:余暇・スポーツ

以下、解説 : 谷口 幸一)

第三世代」と称せられる定年退職後の世代の余暇は、
どのような広がりを見せるのであろうか。
生活従事時間と生理的時間を差し引いた一日の自由時間は、
60歳代で6時間台、70歳代で7時間台、80歳代で8時間台と言われる。
生活の自立と自律を支えるのに資する健康資源は、運動、栄養、休養である。


動く」とは、動物の本質である。
動けなくなったら。その生は終焉を迎える運命にある。
動けなくなってからも、生を続けられるのは、人間だけである。

自分の行きたい時に自由に行ける移動能力は、運動によって培われる。
人生の各世代の身体能力に見合った適度な運動が、
健康維持のために不可欠である。


老いの世代に見合った運動の条件、
運動習慣化に資する運動の仕方や体力維持向上に資する
運動プログラム等について検討して行く必要がある。


生きることとは、人と人とのつながりを維持すること、
そのためのノウハウを身に付けることが、
高齢者世代が改めて学習する課題となる。


個人の努力もさることながら、
家族や地域のサポートシステムや社会的インフラの整備も重要な条件となる。
そのための有効な施策を検討していく。



【キーワード】
・健康増進
・芸術文化
・ボランティア