2014年8月20日

エイジング教育・世代間交流活動



アウトライン:エイジング教育・世代間交流活動

(以下、解説 : 谷口 幸一)



発達とは、誕生から死に至るまでの連続的過程である。
その意味で「成長すること」と「老いること」とは、
発達の一過程である。

若い世代は、成長する現象に関心を示し、
老いるという現象に思いが至らない。
自己の成長の過程にすでに老化の過程が混在する事実を知らしめ、
若い世代から老いることの当事者意識を持たせるのが、
エイジング教育である。


学校教育では、
超高齢社会の日本の現実を、
子ども世代、若者世代に理解させるための教育内容が、
保健体育、家庭科、社会科、道徳、総合的学習の時間の教育内容に含まれているが、
必ずしもその教育成果は十分に現実生活に生かされていない。

教師と生徒だけの関係の中では、老いの教育は十分でなく、
そこに親世代や祖父母世代が介在することが、生きた知識となると思われる。
超高齢社会の担い手としての若い世代の意識と実践力を身に付けさせる
有効な施策を模索していく。



【キーワード】
・世代間交流活動
・教科別老化教育
・江戸しぐさ