2015年4月27日

高齢者の働く理由は趣味から経済的理由へと変化


団塊の世代を含む6064歳の5割超が65歳以降も仕事を続けたいと考えている。70歳以降でも3割近くが仕事をしたいと望んでいる。かつては、「給料がなくても働きたい」という人も少なくなく、会社人間として仕事で満足が得られるように生きてきたため、定年後に趣味で同じ満足度を得られる人はむしろまれであったと言える。しかし、最近では、仕事をする理由として、「生活費を得るため」(63.8%)をあげる人が最も多く、公的年金のみでの生活が厳しく、生活のために働かざるを得ない現実を窺うことができる(日経新聞2012.2.22)〈解説:所正文〉。