2015年5月11日

領域紹介(健康・スポーツ)


生涯スポーツLifelong sportという言葉が使われるようになったのは、
1970年代以降とされています。
この概念は、1965(昭和40)年にラングラン(Lengrand,P)により
ユネスコの世界成人教育会議に提出された生涯教育・生涯学習の理念と関係しています。
その背景には、平均寿命の急激な延伸化と
情報端末の普及に代表される科学技術の急速な発展にともない
学校教育のみではその知識や技能の学習が追いつかなくなり、
成人期全般を通じて継続的な学習が必須のものとなったことなどが背景にあります。

生涯にわたる健康維持に関しても運動・スポーツの日常化・習慣化は生活習慣病の予防、
とくに成人中期以降の体力の維持、免疫機能・ホルモンバランス・自律神経の調節などの
生体防御機構の活性化や精力減退の防止に寄与すること、
また認知症の予防にも寄与することが明らかとなってきています。

以上のような日々の生活の中で留意すべき健康課題にどのように取り組むべきかについて、
運動・スポーツの理論と豊富な実践経験と指導歴を有する専門家を交えて、
参加者とともに考えていきます。
(谷口)