2015年5月10日

キーワード:長谷川式簡易知能評価スケール【HDS-R】


認知症は、初期段階で発見し治療を始めることが、
症状の悪化を防ぐために大切であるが、
実際には、日常生活に支障が出ず、
本人も周りの人間も気が付かない場合がある。

長谷川式簡易知能評価スケールは、
長谷川和夫によって作成された簡易知能検査で、
主に記憶力を中心とした認知機能障害を大まかに確認することができる。

質問に口頭で答えるもので、
9項目の設問のみで比較的短時間(15分前後)で実施でき、
医師でなくともある程度客観的に
認知症の有無を判断することができるため、
米国で開発されたMMSE(Mini Mental State Examination)と並んで
医療施設や介護サービス事業所で多く用いられている。



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  (30点満点で20点以下だと認知症の疑いが強いとされる)